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第9回・2007年の活動

概  要

第9回フィールドワーク講座の概要

はじめに

京都大学霊長類研究所 杉浦秀樹
   屋久島フィールドワーク講座も9回目を迎えました。天候にも恵まれ、非常に充実した実習を行うことができました。この講座をご支援いただいた多くの方に、感謝したいと思います。
 2007年5月に募集を行い、全国の大学から22名の応募がありました。この中から、書類審査で15名を選び受講生として参加しました。また、講師およびチューターとして、屋久島で研究活動を行っている研究者を中心に8名が参加しました。屋久島フィールドワーク講座を過去に受講した「卒業生」から、講座中の活動をサポートするボランティアを募り、1名が参加しました。また、上屋久町と京都大学から事務局としてそれぞれ1名が参加しました。
 受講生4名、講師1名、チューター1名で1つの班を構成し、合計4班がそれぞれ異なるテーマで実習を行いました。4つの班はそれぞれ、以下の通りです。詳しくは、この後にある、各班のレポートと感想文をご覧ください。
 主催は、上屋久町と京都大学グローバルCOE「」、後援は、屋久町、財団法人屋久島環境文化財団でした。
 尚、京都大学グローバルCOEプログラムは、今年度が採択初年度であったため、屋久島フィールドワーク講座がスタートした時点では、支援が受けられるかどうか未定でした。そのため、グローバルCOEプログラムからの支援を受けられない場合は、京都大学霊長類研究所で支援をするという申し入れをいただいていました。この申し出があったおかげで、例年通りの計画で進めることができました。この場を借りてお礼申し上げます。

大まかな日程は以下の通りです。
 8月21日 集合、開講式、オリエンテーション
 8月22日〜25日 実習
 8月26日 データ整理
 8月27日 データ整理、発表会、閉講式
 8月28日 掃除、解散

 また8月23日の夜には、宮之浦の離島開発センターで公開講座を行いました。村上先生には屋久島のシダ植物に関して、専門的な内容も織り込みながら、お話しいただきました。また大谷先生には、西部地域をかつて人がどのように利用してきたかという話を、実際にご自分で調査された内容も含めて、お話しいただきました。

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参加者

人と自然班

課題:かめんこ留学制度

講師:丸橋珠樹(武蔵大 人文学部 教授) 松原幹(中京大 非常勤講師)

受講生:

石山 かほり(慶應義塾大学法学部政治学科3年) 上敷領 俊晴(鹿児島大学医学部2年) 森口 文(お茶の水大学文教育学部3年) 久保奈都紀(ボランティアスタッフ、日中は人と自然班に参加)

植物班

課題:屋久島の固有植物

講師:村上哲明(首都大学東京 大学院理工学研究科 生命科学専攻 教授)
瀬尾弘明(総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員)

受講生:

井上太樹(滋賀県立大 環境科学部環境生態学 2年) 大久保未菜(法政大 人間環境学部人間環境学 3年) 桑原翔太朗(岐阜大 応用生物科学部 生産環境科学4年) 中村悠(茨城大 理学部利学科生物化学プログラム2年)

サル班

課題:ヤクシマザルの群れ間の関係について

講師:鈴木滋(龍谷大 国際文化学部 准教授)
   西川真理(京都大 大学院 生物科学専攻 博士課程)

受講生:

小路田俊子(名古屋大 理学部物理学科2年) 佐伯美幸(宮崎公立大 人文学部国際文化学科3年) 林恵理子(お茶の水大 理学部生物学科3年) 綿引和巳(京都大 理学部2年)

シカ班

課題: 

講師:立澤史郎(北海道大 大学院文学研究科 助教)
   寺田千里(北海道大 大学院環境科学院 修士過程)

受講生:

伊藤宗彦(早稲田大 人間科学部人間環境科学科2年) 亀樋成美(北里大 獣医畜産学部2年) 山岡昭士(立命館大 理工学部科学生物工学科3年) 山田規子(富山大学理学部生物圏環境科学科)


* なお 各班の活動の様子は、それぞれのページに詳しく載っています。

ボランティアスタッフ

久保奈都紀(鹿児島大学教育学部2年)

事務局

泊征一郎 (上屋久町環境政策課)
杉浦秀樹 (京都大学霊長類研究所)

主催・後援

主催:上屋久町、京都大学グローバルCOE
後援:屋久町、(財)屋久島環境文化財団

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