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公開講座 |
平成19年8月23 日 午後7時:30〜9:00 屋久島離島開発総合センター 2階大会議室
講師: 村上 哲明(首都大学東京・牧野標本館・教授)
概要:
オオタニワタリ類は、熱帯を代表するシダ植物の1つである。屋久島にはオオタニワタリとシマオオタニワタリの2種が生育している。最近、遺伝子なども調べてみると、アジア産シマオオタニワタリには30以上の異なる種が含まれていることが明らかになったた。また、オオタニワタリとシマオオタニワタリは、見かけが非常ににているのに遠縁であることもわかった。一方、ヒノキシダは、見かけはオオタニワタリと大きく異なっていますが、これとかなり近縁であり、オニヒノキシダはこれら2種の自然雑種であることが明らかになった。
講師:大谷 達也(森林総合研究所 九州支所 主任研究員)
概要:
現在では無人の西部地域にもかつては集落があり、炭焼きや畑作などが行われていた。世界遺産などに指定されている西部地域の森林を正しく理解するためには、かつての人間活動が森林にどのような影響を与えたかを把握する必要がある。古い資料から復元した西部の歴史と森林の現状調査からわかった伐採の影響について紹介する。
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