
京都大学野生動物研究センター憲章
京都大学野生動物研究センターは、野生動物に関する教育研究をおこない、地球社会の調和ある共存に貢献することを目的とする。その具体的な課題は次の3点に要約される。第1に、絶滅の危惧される野生動物を対象とした基礎研究を通じて、その自然の生息地でのくらしを守り、飼育下での健康と長寿をはかるとともに、人間の本性についての理解を深める研究をおこなう。第2に、フィールドワークとライフサイエンス等の多様な研究を統合して新たな学問領域を創生し、人間とそれ以外の生命の共生のための国際的研究を推進する。第3に、地域動物園や水族館等との協力により、実感を基盤とした環境教育を通じて、人間を含めた自然のあり方についての深い理解を次世代に伝える。
センター組織
センターの研究は、野生動物のこころ、からだ、くらし、ゲノム、そして健康長寿の探究をめざします。そのために、下記のような5つの研究部門で構成されています。さらに1つの寄附部門、国内に3つの研究拠点、海外に7つのフィールドワークの研究拠点があります。
1. 研究部門
比較認知科学、動物園科学、保全生物学、人類進化科学、健康長寿科学
2. 寄附部門
福祉長寿研究部門
3. 国内の研究拠点
幸島観察所、屋久島観察所、熊本サンクチュアリ
4. 海外の研究拠点
ボルネオのダナン・バレイ、タンザニアのウガラとマハレ、コンゴのカフジとワンバ、ガボンのムカラバ、ギニアのボッソウ・ニンバ
5. 連携機関
MOU提携先
・ガーナ大学基礎応用科学部
・インド科学大学 生態科学研究センター
・国立アマゾン研究所
・サバ財団(マレーシア)
・タンザニア野生生物研究所(タンザニア)
連携動物園・水族館については、こちらをご覧下さい。
なおセンターの運営は、協議員会でおこない、諮問機関として連携協議会があります。

