以前の研究



サル
 1986年、京都大学人類進化論研究室の卒業研究で、嵐山のサルの土食い行動について調べました。土はミネラルを含む、消化を助ける、などの効果が予想されていますが、なぜ決まった場所の土を食べるのでしょう?食べない場所と成分の違いがあるのでしょうか?
 結論は出ていないのですが、どうも社会関係が影響するらしいのです。社会関係が物質でわかるの?後に、京都大学霊長類研究所で、遺伝子による父親の判定の研究を始めるきっかけになりました。現在の、性格を決めている遺伝子の研究へとつながります。
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ウシ
 1993年より、畜産技術協会附属動物遺伝研究所で、霜降り肉の遺伝子の探索に携わりました。霜降り(脂肪交雑)は量的形質で、環境や多数の遺伝子が関与する複雑な形質です。複雑さという点では、サルの行動と共通する部分もあります。この研究は、後に岐阜大学でも続けました。
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トリ
 1997年、岐阜大学農学部(応用生物科学部)で、ウズラやニワトリの羽毛色遺伝子の研究に携わりました。世界中でゲノムプロジェクトが進みつつあるときで、日本人が家禽化したウズラのゲノム解明に、参加することができました。
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イヌ
 1998年、岐阜大学で、イヌの性格関連遺伝子の研究を開始しました。イヌは同じ種ですが、品種ごとに見かけも性格も大きく違っており、性格は遺伝することが実感できます。さらに同じ品種でも個体差が大きい。これも遺伝子の影響?
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