京都大学霊長類研究所・野生動物研究センター共同利用・共同研究プログラム
どうなる野生動物!東日本大震災の影響を考える
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ポスターの表示(1.7MB)
日時:2012年5月13日(日)午後1時30分~5時00分
場所:東京大学理学部2号館4階講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
入場無料
主催:日本霊長類学会、日本野生動物医学会、日本哺乳類学会、野生生物保護学会
後援:環境省(予定)、WWFジャパン
実行委員会からのご挨拶
昨年3月11日に発生した東日本大震災によって犠牲者となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。さて、東日本大震災は、私たちの生活のみならず、被災地域およびその周辺の野生動物の生息や保護管理の問題に大きな影響を与えていると考えられます。わたしたちは、早急にその実態を把握するとともに、情報を共有し、影響を緩和するための方策を講じなくてはなりません。
そこで、野生動物を対象に組織されている関連4学会では、標記シンポジウムを企画しました。シンポジウムでは、東日本大震災による野生動物の生息への影響や被害問題などの管理への影響と今後の課題を検討し、関係者や市民の皆様と情報を共有するとともに、これらの課題に対する学会からの支援の在り方を考え、実現につなげる機会にします。
ぜひとも、本シンポジウムにご参加いただけますようお願いいたします。
プログラム
要旨集のダウンロード(PDF: 369KB)- 開会あいさつ 清水慶子(日本霊長類学会会長)
- 基調講演:自然災害と野生動物の保護管理 松田裕之(横浜国立大学リスク研究グループ)
- 被災地福島県における野生動物問題の現状と課題 大槻晃太(福島ニホンザルの会)
- 被災地宮城県における野生動物問題の現状と課題 宇野壮春(宮城・野生動物保護管理センター)
- 野生生物への放射線の影響について 久保田善久(放射線医学総合研究所)
- 福島県における森林生態系内の放射性セシウムの分布 長谷川元洋(森林総合研究所)
- 高線量地帯周辺における野生動物の生態・被曝モニタリング 石田健(東京大学大学院農学生命科学研究科)
- パネル討論 座長 織田銑一(日本哺乳類学会会長)
- 閉会あいさつ 湯本貴和(野生生物保護学会会長)
実行委員会:大井徹・河村正二・竹ノ下祐二(日本霊長類学会理事)、坪田敏男(日本野生動物医学会事務局長)、山田文雄(日本哺乳類学会評議員)、吉田正人(野生生物保護学会事務局長)
問い合わせ先:実行委員会事務局 大井徹(森林総合研究所)
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