京都大学野生動物研究センター設立記念写真展

2008年5月吉日

日本における霊長類研究は2008年に60周年を迎えました。野生ニホンザル研究の10年の蓄積をもとに、1958年には、今西錦司と伊谷純一郎による最初のアフリカ探検がおこなわれました。同じ年に、西堀栄三郎の率いる南極越冬隊が初越冬に成功し、桑原武夫の率いる登山隊がカラコルム・ヒマラヤのチョゴリザ峰の初登頂に成功しました。今西、桑原、西堀は三高・京大の山岳部の同期生です。そうした本学のフィールドワークの伝統と精神を継承して、京都大学野生動物研究センター(WRC)が4月に発足しました。絶滅の危機に瀕した野生動物を対象にした教育・研究を通じて、地球社会の調和ある共存に貢献することを目的としています。

本写真展では、50年前の偉業を回顧するとともに、野生動物研究センターの発足を記念して、アフリカ、極地、ヒマラヤでおこなわれている現在の研究対象を紹介します。


日時  平成20年5月26日から7月30日まで
場所  百周年時計台記念館 1階 京大サロン