2010年12月のできごと | 京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリ

December 2010

2010年12月のできごと

2010.12.01 続・複雄複雌群への道

複雄複雌のオスグループ形成中、9月にテツが深手を負う怪我をしたため、顔合わせをしばらく休んでいましたが、11月下旬より再開しました。
久しぶりのブラックと楽しそうに走るテツ。

2010.12.04, 05 クリスマス

サンクチュアリ・プロジェクトのボランティアに手伝ってもらい、チンパンジーのクリスマスパーティーをおこないました。
竹で巨大リースを作成しました。これに色とりどりの果物を飾り付け設置しました。

さらに杉の木を丸ごと運動場に設置し、巨大クリスマスツリーにしました。

巨大クリスマスツリーにチンプたちも大興奮です。体の小さいミロは杉の木に登ってほかのチンプが手に届かないところの果物を取って食べていました。

巨大リースに乗るクッキー。

2010.12.14 アルク21歳の誕生日

第2オスグループの中でアルファのアルクは当然、食い気もアルファです。でも、ひとりではケーキどころではなく、そわそわ。落ち着かない様子でしたが、しばらくしてやっとケーキを食べ始めました。
みんなが合流すると、さっきまでの不安そうな態度は一変。ケーキを抱え込んでむしゃむしゃ食べ始めました。

いつもならアルクの前で食べ物を口にすると怒られるカズマですが、この日のアルクはたっぷりケーキを堪能したようで、カズマも一緒にケーキを楽しむことができました。

2010.12.15 第1オスグループ 15チンプ集合

これまで3～12チンプのグループで離合集散を繰り返してきた第1のオスグループですが、この日、３つの運動場をつなげて15チンプが合流しました。これまでに時間をかけてそれぞれの関係が築かれてきたので、大きな騒ぎはありませんでした。みないつもと異なる環境を楽しんでいるようでした。