November 2008

2008年11月のできごと
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2008.11.04  タカボー退院
9月4日から髄膜炎の疑いで2ヶ月入院していたタカボーが、治療の甲斐あって元気になりグループに復帰しました。
久々の運動場でみんなと合流すると丁重に一人ひとりに挨拶をし、仲間たちもタカボーを受け入れてくれました。
ひとしきり挨拶が終わると、久々に仲間たちと熱心なグルーミングを始めました。
スタッフ一同、元気になったタカボーの姿にほっと一安心。
2008.11.05  ノゾミ30歳を祝う日
昨年の誕生日はひとりで運動場に出てケーキを食べることができなかったノゾミですが、今年のノゾミは違います。ケーキを見つけると嬉しそうな声を発しながら、ミカンをひたすら食べ始めました。
うれしそうにケーキを楽しみ続けるノゾミ。ひとりでも一向にお構いなし。まずミカンを全て平らげてからリンゴにかじりつきました。
みんなが合流すると、口の中に入れられるだけケーキを押し込んで、さらに残りのケーキに覆いかぶさって死守。
このあと、いつものように賑やかな時間が過ぎていきました。
2008.11.05  ミズオ19歳の誕生日
ケーキを見つけて嬉しすぎるのか、たくさんのギャラリーに囲まれて興奮しすぎてなのか、ひとりで運動場にいるからなのか、とにかくミズオは大騒ぎ。なかなかケーキに手をつけませんでしたが、しばらくするとキャーキャー叫びつつも、ケーキを頬張り始めました。
2008.11.05  オスグループ再編成の経過
先月から再開したオスBグループとCグループの顔合わせ、同居が徐々に進んできています。特に遊び好きのサトルやジョージはBグループのメンバーとの追いかけっこやレスリングを楽しんでいるようです。Bグループは野生由来のチンプぞろいで、日ごろから彼ら同士で遊んでいます。Cのメンバーではあまり遊びは見られませんでした。
まだ状況は不安定なので、ちょっとしたことでもめることもありますが、争いも遊びもそれぞれにいい効果となることを期待しています。
2008.11.06  複雄複雌群への道 その一
CSUでは、本来のチンパンジー社会に近づけるために、複雄複雌の群れづくりを目指しています。単雄複雌の4グループを一群化する準備が始まりました。 まずは、メスたちのオスへの顔合わせが始まりました。
元気はオウムととてもいい感じでスタートしましたが、ニコとは相性がいまいちなようです。写真は同居後すぐに遊び始めた元気とオウムに対して、背を向けるニコ。
元気とカズミの同居はトラブル発生です。最初のふたりの出会いはとてもよかったのですが、緊張したカズミは、元気とふたりでいる状況に耐えられなくなったようで、元気に攻撃し始めました。はじめこそ元気はカズミに手を出さず、逃げる一方でしたが、強気なカズミは元気を捕まえるとガブリ!!しかもなかなか離してくれません(写真:左カズミ 右元気)。さすがの元気もカズミに仕返しでガブリ。カズミは頭を少し怪我しました。
しかし、しばらくすると双方歩み寄り、お互いをいたわるようにグルーミングを始めました。
さすがな彼らの社会交渉術に感服です。
2008.11.18  京都群・横浜群
来春、CSUから京都市動物園に4チンプ、横浜ズーラシアに7チンプが転居する予定です。そこで、転居前に顔合わせをするために、転居するメスの8チンプとお目付け役として白羽の矢が立ったブラックが同居するとになりました。

写真は、インコがこの新たな出会いの状況に緊張して興奮しているので、ブラックが安心させるために手をインコの口に入れているところ。
スズミ(右)とノゾミ(左)の出会いの場面。
スズミのほうからノゾミに歩み寄ります。ふたりとも緊張気味に毛を逆立てていました。若くてやんちゃなスズミが年配で気の強いノゾミにどんな風に挨拶するのか、スタッフはちょっと冷や冷やしていましたが・・・
そのすぐ後、抱き合うようにしてお互い接触し、性皮を調べあいました。「スズミ、やるねぇ」とスタッフから安堵のため息。
ブラックのおかげか、それともしっかりもののおばさんパワーか、まだ日は浅いですが、少しずつお互いを許容し始めた7チンプ。
それでも、やっぱり小さな争いは起こります・・・そんな騒ぎの中心には、やっぱりやんちゃなインコとスズミがいつもいるのでした。
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