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雪氷微生物の雪氷アルベド低下効果

雪や氷の上で微生物が大量に繁殖すると,白い雪や氷の表面が暗色に色付き,アルベド(光の反射率)が下がるため,太陽熱の吸収が大きくなます.その結果,雪や氷の融解が促進されます.つまり,微生物の活動が雪や氷の融解を加速することになります.雪氷中の微生物は,このような形で氷河に大きな影響を与えていると考えられます.

ヒマラヤ,ヤラ氷河.

藻類やバクテリアの生産物を主成分とする黒い汚れに覆われているため、氷河の表面が真っ黒にみえる.この氷河では,この汚れによって,アルベド(表面反射率)が下がり、氷河の融解速度が3倍にも加速されていた.