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クリオコナイトホール 
Cryoconite Holes

 クリオコナイトホールとは氷河の消耗域の表面に形成される円柱状の水たまりのことをいいます.氷河上の黒い汚れが一ケ所に集まると,太陽光を吸収しその底部を融かしてこのような円柱状の水たまりができます.直径は数cmから30cm,深さも数cmから30cmほどです.
 実はこの水たまり,氷河生物の重要な生息場所になっています.このなかで,藻類や小動物が生活しています.

(北極,スピッツベルゲン)

クリオコナイトホールのできる仕組み


ヒマラヤのクリオコナイトホールは浅めです.

(ネパール,ヤラ氷河)

(ネパール,ヤラ氷河)

冬はクリオコナイトホールは凍り付いて,雪に埋もれてしまいます.

これは5月の北極.
30cmの雪の下に,凍ったクリオコナイトホールがありました.

(北極,ペニー氷帽)