Field and laboratory metabolism and thermoregulation in rhinoceros auklets

Aika Umeyama, Yasuaki Niizuma, Masaki Shirai

DOI: 10.7717/peerj.11460
共同利用・共同研究 本研究は、京都大学野生動物研究センター 共同利用研究制度を利用しておこなわれました。
概要
水は空気に比べて25倍速く熱を奪うので体温を維持するためには,海洋で休息しているときでさえも,エネルギーの消費が大きくなる.海鳥類の一種であるウトウについて,水上での休息時代謝量を測定すると、水温が5℃では10℃と15℃に比べて有意に大きくなった.5℃以下の海上で休息をとると熱を奪われやすくなってしまうが,5℃以上の海上であれば体温を維持する上では有利になるといえる.これまでの研究では,ウトウは春先の一部の期間を除いて,海水面温度が5℃より高い海域を利用していることがわかっているので,この結果はウトウの生態を反映しているのだろう.
Article Information
Umeyama A, Niizuma Y, Shirai M. 2021. Field and laboratory metabolism and thermoregulation in rhinoceros auklets. PeerJ , 9:e11460 10.7717/peerj.11460