ず~だなも

動物園大学6 in 犬山

本イベントは盛況のうちに終了いたしました。多数の方々のご来場誠にありがとうございました。

写真撮影および提供:赤見理恵/公益財団法人日本モンキーセンター


実施報告はこちらのページをご覧ください。
  • 日付:2016年3月20日(日)
  • 会場:公益財団法人 日本モンキーセンター ビジターセンターホール(メイン会場。ポスター発表は無料休憩所にて終日掲載)
  • 動物園大学は参加無料・予約不要です
  • Date: Sunday March 20, 2016
  • Venue:Visitor Center of Japan Monkey Centre
    (Poster Session willd be held at Rest Area.)
  • Zoouniversity is Free of charge. No registration is required.
 
チラシ表
チラシ裏
 

プログラム



午前の部
09:30 開場・受付(入園ゲート)Registration
09:45 開会のあいさつ 松沢哲郎(日本モンキーセンター・所長/ 京都大学霊長類研究所・教授) Opening Remark
10:00

動物園の飼育係によるレクチャー Caretakers' Lectures

マモルの成長を見守り、それを一緒に支える動物園ならではの研究者との連携 (10:00)
星野智紀(日本モンキーセンター)
カバとクロサイの搬出ってどうするの? (10:15)
連 有吾(愛媛県立とべ動物園)
好奇心旺盛な子ゾウたち~ドングリから タイヤまで~ (10:30)
米田弘樹(京都市動物園)
シャバーニの魅力 -かっこいいだけじゃない!リーダーとしての強さと優しさ― (10:45)
澁谷 康(名古屋市東山動植物園)
キンシコウ来熊秘話 (11:00)
松崎正吉(熊本市動植物園)
11:15 演者と会場参加者のフリートークⅠ Free Talk Ⅰ

12:00 (昼食休憩)Lunch Break
午後の部
13:00 ポスター発表(終日掲載)Poster Session
14:20-

動物園の飼育係によるレクチャー Caretakers' Lectures

カラフルなおサルをめぐる奮闘記 (14:20)
川口芳矢(よこはま動物園)
コータの異常な日常 ~チンパンジーのコータは、いかにして息子との距離感をつかめるようになったか~ (14:35)
大地博史(わんぱーくこうちアニマルランド)
ウマが合わない!?複雑なシマウマ関係~安定した群れ作り・多頭展示を目指して~ (14:50)
森本さやか(高知県立のいち動物公園)
15:05 演者と会場参加者のフリートークⅡ
15:50

基調講演 Keynote Lecture

碇 京子・井島真知「動物園と博物館 -わたしたちがめざすもの 博物館教育の経験から-」
16:40 自由討論 Free Debate
17:10 閉会のあいさつ 伊谷原一(野生動物研究センター・教授 日本モンキーセンター・附属動物園長) Closing Remark
17:15 閉会
 

Photos © HOOKJAW DESIGN LABO. & GEO ART WORKS 2016
 

講演要旨と演者プロフィール

マモルの成長を見守り、それを一緒に支える動物園ならではの研究者との連携
Research collaboration in the Japan Monkey Centre looking after an infant chimpanzee, Mamoru

2014年7月、日本モンキーセンターでは14年ぶりとなるチンパンジー出産があり、生まれた男の子はマモルと名付けられました。子供の発達および母子関係を調べるため出産前から行動観察が続けられるとともに、産後、母親マルコに早期の発情の兆候が見られたことから性ホルモンの測定調査も行われています。京都大学霊長類研究所の研究者と連携しながらマモルたちを見守り、一緒に支えてきたお話を紹介します。

星野智紀 日本モンキーセンター
Tomoki HOSHINO Japan Monkey Centre

工業高校にて電気を学んでいたがやっぱり動物にかかわる仕事がしたいと動物の専門学校へ。2004年より日本モンキーセンター勤務し始め、各施設の担当を転々とし様々な猿達に囲まれながら働く。4年前より大型類人猿たちのくらすアフリカセンターの担当になり、昨年タンザニアへ野生のチンパンジーを観察に行き、現在に至る。

カバとクロサイの搬出ってどうするの?
How to move hippos and black rhinos between zoos.

カバの「ユイ」とクロサイの「ライ」が他の動物園に移動することが決まり、2頭を安全に搬出するための準備を始めました。2頭は体重が1トン近くもあり、移動には大きな輸送箱やクレーン車が必要となり、ひとつひとつの準備も大掛かりです。一番の難関は2頭が輸送箱へ上手に入ることができるのか?動物種や施設の構造の違いにより移動の方法はいろいろですが、今回はとべ動物園でのカバとクロサイの搬出についてお話します。

連 有吾 愛媛県立とべ動物園
Yugo MURAJI Tobe Zoological Park of Ehime Pref.

大阪府出身。大阪の動物専門学校を卒業後し、平成11年に愛媛県立とべ動物園に採用される。初めての担当はニホンザルやスイギュウ、シカなどアジアに生息する動物たちで、当時50頭近くいたニホンザルの個体識別に日々奮闘する。その後はジャガーやヒョウなどネコ科動物の担当を経て、現在のクロサイ、カバなど大型の草食動物を担当することになり、出産から搬出などに携わる。

好奇心旺盛な子ゾウたち~ドングリからタイヤまで~
Curious elephant cubs: their naive experience to acorns, tires, etc…

ラオスから京都市動物園にやって来たのは、オス1頭(3歳)にメス3頭(6歳、4歳、4歳)のまだまだあどけなさの残る子ゾウたち。そんな彼らは初めて目にするものに興味津々。日本の四季を楽しんでもらおうと夏にはスイカや氷、秋にはドングリといった旬のものプレゼントしてみました。食べ物以外にもタイヤの遊具や砂の山を与えました。さらには、音楽なんかも流したりして。さあ、子ゾウたちの反応はいかに!?

米田弘樹 京都市動物園
Hiroki YONEDA Kyoto City Zoo

2010年4月に京都市に採用され、京都市動物園に配属となる。1年目は爬虫類(ホウシャガメ、ボールニシキヘビなど)や両生類(オオサンショウウオなど)、夜行性動物(インドオオコウモリ、ヨツユビハリネズミなど)を担当する。2年目からアジアゾウの飼育担当となり現在に至る。2014年10月に「美都(メス・45歳)」の新ゾウ舎へのお引っ越し、同11月にラオスから子ゾウ4頭の導入という大変貴重な経験をする。

シャバーニの魅力 -かっこいいだけじゃない!リーダーとしての強さと優しさ―
Shabani’s appeal: not looking cool, but like a powerful and receptive leader

2007年に導入したニシローランドゴリラのシャバーニは、当初、メスを攻撃し群れを形成することができなかった。しかし、粘り強くメスとの対面を続け、3年後にようやく群れ飼育ができるようになり、2012年には繁殖にも成功した。シャバーニは次第に乱暴な行動をとらなくなり、現在は来園当初からは想像もつかないほど落ち着いている。また、弱い立場のゴリラを気づかうなど、常に群れの安定を図るよきリーダーとなっている。

澁谷 康 名古屋市東山動植物園
Yashushi SHIBUTANI Nagoya Higashiyama Zoo and Botanical Gardens

島根県大田市出身。1985年5月名古屋市東山動物園に動物飼育職として採用される。マレーバク、トナカイ、オランウータン、チンパンジーなどの担当を経て、1996年4月よりニシローランドゴリラの飼育に携わる。シャバーニ導入前の2007年3月にはオーストラリアのタロンガ動物園へ飼育研修に赴き、最新の飼育技術を学んだ。

キンシコウ来熊秘話
Anecdotes from some Golden snub-nosed monkeys’ visit to Kumamoto

平成元年、熊本市制100周年、動物園開園60周年を記念して中国から金絲猴を借り受けることに。しかし、7月の来熊予定の1ヶ月前に中国・天安門事件が勃発。その金絲猴を中国へ返還後、「金絲猴をもう一度熊本に!」という声が日に日に高まり、平成5年、中国西安動物園より一番の金絲猴の再来熊が実現。繁殖にも成功し、現在5頭を飼育するが、金絲猴を飼育する最後の1園になった熊本は今後どうなっていくのか。

松崎正吉 熊本市動植物園
Masayoshi MATSUZAKI Kumamoto City Zoo

昭和54年熊本市役所入庁、食肉衛生検査所に配属される。昭和62~平成12年動植物園勤務、このとき飼育動物の健康管理、診療を行いながら金絲猴の飼育、調査・研究に携わる。その後動物愛護センターにて通算6年「殺処分0」の取組に携わる。保健所等を経て、平成26年より動植物園長としてとして配属される。

カラフルなおサルをめぐる奮闘記
Struggling with the care of a colorful baby monkey

身体の各部位で毛色が異なるカラフルなサル、アカアシドゥクラングール。木の葉が主食のこのサルをよこはま動物園では開園当初から飼育しています。飼育していたオス2頭のもとに待望のメスが来園したのが2012年。そこから繁殖に向けた取り組みが動き出しました。以来2014年に2頭の子ザルが人工哺育で、2015年には新たな2頭が母親の元で育っています。手探りだった人工哺育を中心にカラフルなおサルをめぐる奮闘記をお話しします。

川口芳矢 よこはま動物園
Yoshiya KAWAGUCHI Yokohama Zoological Gardens

1999年4月、(公財)横浜市緑の協会に採用され、開園時からよこはま動物園に飼育員として勤務。2007年から2年間、ウガンダ共和国のチンパンジーの森へ青年海外協力隊員として休職赴任。復職後、よこはま動物園でチンパンジー担当となる。2011年からアカアシドゥクラングールなどアジアのサル類を担当。

コータの異常な日常 ~チンパンジーのコータは、いかにして息子との距離感をつかめるようになったか~
Kohta’s terrible days: how a male chimpanzee learnt to interact with his son Yamato

「コータ」(26歳)は少々暴れん坊気質なチンパンジーで、メスが絡むとどうにも止まらなくなり、他の個体に怪我が絶えず、1年ほど単独飼育となっていました。野生では数十頭の群れでの社会生活が基本のチンパンジーに単独飼育はいかん!ということで、2015年5月から息子の「ヤマト」(16歳)との再同居を試みました。再同居開始当初は、2頭の闘争やピリピリとした空気に悩む日々でしたが、徐々に互いの立ち位置を把握し、今では問題なく過ごせるようになりました。今回は、そんな「コータ」と「ヤマト」、そして担当飼育員2人の計4人の、悩ましくも楽しい1年を紹介します。

大地博史 わんぱーくこうちアニマルランド
Hiroshi OHOCHI Wanpark Kochi Animal Land

高知県出身。動物と全く関わりのない松山大学在籍時になぜか馬術部に入ったことが全ての始まりで、平成12年からわんぱーくこうちアニマルランドで働いている。猛獣担当からスタートし、シマウマやカモシカ、両生爬虫類など色々な動物を経て、現在はチンパンジーやキツネザル、ヤイロチョウやヤマアラシなどを担当している。

ウマが合わない!?複雑なシマウマ関係~安定した群れ作り・多頭展示を目指して~
Grooving zebras: an attempt at stable group management of multispecies exhibit

皆さんは人間関係に悩まされたことはありませんか?シマウマ社会にも、実は複雑なシマウマ関係が存在します。現在、当園では個性豊かな6頭のシマウマたちを飼育しています。そのうち5頭での群れ作り・展示を目指していますが、そう簡単にはいかないもの。どこかでいざこざが起きてしまいます。担当者が感じた安定した群れ作りに必要なこととは?そして展示場でのキリンとの関係は?知られざるシマウマたちの素顔をご紹介します。

森本さやか 高知県立のいち動物公園
Sayaka MORIMOTO Noichi Zoological Park of Kochi Prefecture

北海道帯広畜産大学にて豚の魅力にとりつかれる。卒業後、平成21年から高知県立のいち動物公園に勤務。フタユビナマケモノなどの担当を経て、平成23年からグラントシマウマ、ベネットアカクビワラビーの担当になり現在に至る。動物たちに教わりながら、修行の日々を送っている。ヒトの子を育てる母としても修行中。

基調講演

動物園と博物館 ― わたしたちがめざすもの 博物館教育の経験から ―
Zoo and Museum: what educational experiences in a museum tell us about future directions

博物館は、学術研究に基づいて、その内容を公共へ広く普及するという使命を 持っています。この使命を果たすための柱が、展示や館の内外で行われる教育プログラム活動です。碇、井島は、博物館で恐竜を中心とした古生物学の展示や教育活動を行ってきました。そこで大切にしてきたのは、自館の研究や資料の特徴をどのように活かすか、ということでした。「世界最大」「初公開」などの煽り文句でない教育メッ セージをどのようにして作っていったのか、博物館での展示づくりや教育プログラムの例をお話しします。

日本では動物園も博物館の1つとして分類されていて、同じく研究と教育という使命を持っています。動物を扱うか、資料や標本を扱うかという違いはあっても、教育のこと、集客のことなど、抱える悩みは共通しているように思います。教育メッセージを考えることは、博物館・動物園の存在意義を見つめ直すことにも関わります。私たちの経験は限られたものではありますが、博物館での教育の実践例が、それぞれの館園のあり方や方向性を考えるきっかけになればと思います。

Zoos and Museums- What is our educational goal?
Museums are educational institutions for the public. They implement educational exhibits and programs based on their research work. Ikari and Ishima have experiences in exhibit and program development in a paleontological museum. In this session, the speakers talk about how they built up educational goals and messages of the exhibits without using empty sales copies. Zoos are also categorized as museums in Japan. Museums including zoos have common concerns about research, education and management of those activities. To find a way, we should think about why museums and zoos exist in the society. Making mission statements of educational activities is also thinking about meanings of the institutions. Let’s discuss it!

碇 京子 Kyoko IKARI

地質学専攻理学修士。1996年より林原自然科学博物館エデュケーターとして、脊椎動物、特に恐竜の進化、研究をテーマとした博物館常設展示、特別展示の企画、教育プログラム活動を行ってきた。2002年から4年間、株式会社パナソニッ クと共同で恐竜の博物館を開館、展示企画から人事育成までを担った。

井島真知 Machi ISHIMA

博物館教育を学んだ後、2001年より林原自然科学博物館エデュケーターとして碇と共に、展示、教育プログラムづくりを行う。

 

ポスター発表

ポスター発表の募集

ポスター発表は受付終了いたしました。
野生動物についての研究、飼育、動物福祉、保全、あるいは環境教育、動物園に関する発表であればどのようなテーマでも結構です。
発表参加費は無料です。
みなさまのご参加をお待ちしております。

申込方法
下の内容をメール本文に直接 書いてご送付ください。
提出先Eメールアドレス:mail

件名を「ず~だなも。ポスター発表申込」としてください。

申込者の氏名(日本語もしくは英語)
申込者の氏名(ローマ字)
申込者の所属先
申込者の連絡先(電子メール)
発表タイトル(日本語)
発表タイトル(英語)
※新しい試みとして、英語のタイトルを必須としました。発表内容を反映していれば、和文タイトルと英文タイトルが一致しなくても問題ありません。
発表者全員の氏名と所属先
発表内容の概要(100字以内)

※記入はすべて日本語あるいは英語表記(半角英数字)を使用してください。

申込締切
2016年2月25日 (木)


注意事項
当日配布するプログラムに、各ポスター発表の番号が記載されています。
その番号の掲示パネルにポスターを掲示してください。
ポスターの掲示スペースは、横841ミリ× 縦1189 ミリ(A0サイズ縦置き)を上限とします。
形式は自由です。
画鋲、テープ類は会場で用意します。


 

会場アクセス


Several useful information, including multilingual transportation guide to Japan Monkey Centre are available at the Japan Monkey Centre website: http://www.japanmonkeycentre.org/

〒484-0081 愛知県犬山市大字犬山官林26番地