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超音波バイオテレメトリーによるアマゾン川魚類のリアルタイムモニタリング

1.チームメンバー

日本

荒井修亮 (京都大学)
三田村啓理 (京都大学)

ブラジル

Jos Gomes 博士 (INPA)

2.研究の背景

アマゾン川には多種多様な魚類が生息しています。しかし、彼らの生態はいまだ謎に包まれています。超音波バイオテレメトリーは直接観察が困難な水中での彼らの行動を継続的に追いかけることが可能です。

3.研究の目的・方法と期待される成果

我々の研究では、アマゾン川の生態系に生息する魚類の行動のモニタリング手法を開発し、フィールドミュージアムで実際に彼らの行動を展示することを目的としています。超音波発信機を装着した魚類をアマゾン川に放流し、彼らの行動を設置した受信機でリアルタイムにモニタリングすると同時に、そのデータをインターネットで自動的に転送・公開します。

4.フィールドミュージアム構想に対するインパクト・貢献

直接見ることが困難なアマゾン川の魚類の行動をリアルタイムで公開することで、研究者のみならず、一般市民の興味を喚起することができる。

5.人材育成面でのインパクト・貢献

ブラジル側共同研究者とデータをシェアすることによって、現地研究者や学生の研究に役立てることができます。

写真1.超音波発信機を装着したレッドテイルキャットフィッシュ(現地名ピララーラ)