山梨 裕美 (特定助教)

yamanashi

飼育動物の福祉や動物の行動発達に興味をもっています。これまでチンパンジーを主に対象として、野生下・飼育下の行動の研究や、環境エンリッチメントの取り組み、体毛中・糞中に含まれるホルモンをもとにした非侵襲的なストレス測定などをおこなってきました。最近は、社会関係がストレスに与える影響や飼育動物の発達と行動習得について研究しています。

略歴

  • 平成16年4月1日 京都大学理学部 入学
  • 平成20年3月25日 同上 卒業
  • 平成20年4月1日 京都大学大学院 理学研究科
  •             生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 修士課程 入学
  • 平成22年3月23日 同上 修了。修士号 (理学) 取得 
  • 平成22年4月1日 京都大学大学院 理学研究科
  •             生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 博士後期課程 進学
  • 平成25年3月25日 同上博士後期課程研究指導認定。博士号(理学)取得
  • 平成25年4月1日 日本学術振興会特別研究員(PD)
  • 平成27年1月16日 野生動物研究センター 特定助教

執筆文章

  1. Yamanashi, Y., & Matsuzawa, T. (2010). Emotional consequences when chimpanzees (Pan troglodytes) face challenges: individual differences in self-directed behaviours during cognitive tasks. Animal Welfare, 19, 25-30.
  2. Carvalho, S., Yamanashi, Y., Yamakoshi, G., & Matsuzawa, T. (2010). Bird in the hand: Bossou chimpanzees (Pan troglodytes) capture West African wood-owls (Ciccaba woodfordi) but not to eat. Pan Africa News, 17(1), 6-9.
  3. Yamanashi, Y., & Hayashi, M. (2011). Assessing the effects of cognitive experiments on the welfare of captive chimpanzees (Pan troglodytes) by direct comparison of activity budget between wild and captive chimpanzees. American Journal of Primatology, 73(12), 1231-1238.
  4. Kano, F., Yamanashi, Y., & Tomonaga, M. (2012). Emotion as an intervening variable in understanding the cognitive and social complexity and well-being of chimpanzees. Psychologia, 55(1), 9-20.
  5. Y. Yamanashi, N. Morimura, Y. Mori, M. Hayashi, J. Suzuki, (2013) Cortisol analysis of hair of captive chimpanzees (Pan troglodytes). General and Comparative Endocrinology. 194, 55-63.
  6. Hockings, K. J., Bryson-Morrison, N., Carvalho, S., Fujisawa, M., Humle, T., McGrew, W. C., Nakamura, M. Ohashi, G., Yamanashi, Y., Yamakoshi, G., Matsuzawa, T. (2015). Tools to tipple: ethanol ingestion by wild chimpanzees using leaf-sponges. Royal Society Open Science, 2(6). doi: 10.1098/rsos.150150 .
  7. Yamanashi, Y., Teramoto, M., Morimura, N., Hirata, S., Suzuki, J., Hayashi, M., Kinoshita, K., Inoue-Murayama, M., Idani, G. i. (2016). Analysis of hair cortisol levels in captive chimpanzees: Effect of various methods on cortisol stability and variability. MethodsX, 3, 110-117. doi: http://dx.doi.org/10.1016/j.mex.2016.01.004
  8. 山梨 裕美., 林 美里. (2014). チンパンジーの毛からストレスをはかる,科学,84 (1), 18−19
  9. 山梨 裕美. (2013). 行動生物学辞典, 東京化学同人, (分担執筆)
  10. 小倉匡俊., 山崎彩夏., 山梨裕美., & 三家詩織. (2011). 動物福祉研究の展開〜動物心理学会自由集会の議論から. 動物心理学研究, 61(1), 115-124.
  11. 山梨裕美.(2008) ひっかいたりこすったり.科学,78,11,1258-1259,岩波書店
  12. 山梨裕美. (2009),時間をかけて食事をする,科学,79,4,450-451,岩波書店
  13. 山梨裕美. (2012),チンパンジーとわたしの微妙な関係, 中川尚史・友永雅己・山極寿一(編)日本のサル学のあした―霊長類研究という「人間学」の可能性 (WAKUWAKUときめきサイエンスシリーズ 3),京都通信社
  14. 山梨裕美. (2016) 採食エンリッチメントのこれまでとこれから, 日本飼育技術学会第25回大会講演集.68-79.

学会発表

  1. Yamanashi Y, Hayashi M, Matsuzawa T、 Assessing the effects of cognitive experiments on captive chimpanzees’ welfare by direct comparison of activity budgets between wild and captivity、 13-18 September 2010、 23rd International Primatological Society Conference、 Kyoto
  2. Yamanashi Y, Matsuzawa T、Individual differences in the degree of stress expression during cognitive experiments、『31st International Ethological Conference』、Renne、19-24 August 2009
  3. Yamanashi Y, Hayashi M, Matsuzawa T、The effects of cognitive experiments on the welfare of captive chimpanzees、 International Society for Applied Ethology Conference、Uppsala 、3-7 August 2010
  4. Yamanashi Y, Hayashi M、 Wild Captive comparisons of the behaviors of chimpanzees (Pan troglodytes)、 International Conference of Environmental Enrichment、 Portland、 14-19 August 2011
  5. Yamanashi Y, Matsuzawa T、 Inferring chimpanzees’ emotional states by self-directed behaviours : individual difference、 Measuring Zoo Animal Welfare、 Chicago、 29 May 2008
  6. Yamanashi Y, Morimura N, Mori Y, Hayashi M, Suzuki J、Cortisol analysis from hair of captive chimpanzees: methodological validation and application to social management、Behaviour 2013、4-8 August,2013、Newcastlegateshead、Newcastle、UK
  7. 山梨裕美・渡邉祥平・佐々木花子・古橋保志・モハマドフィロジュジャマン・林美里、木の枝・草を用いたチンパンジーの吐き戻しを減少させる効率のよい対策:ケーススタディ、日本霊長類学会第25回大会、中部学院大学、2009年7月18 -20日
  8. 山梨裕美・林美里・松沢哲郎、認知実験の飼育チンパンジーの福祉におよぼす影響に関する行動学的評価、日本応用動物行動学会2010年度春季研究発表会、明治大学、東京 、2010年3月30日
  9. 山梨裕美、野生下と飼育下での行動の直接比較がもたらすもの、日本動物心理学会自由集会、東京、2010年8月27日
  10. 山梨裕美、野生下と飼育下での行動比較、東山動物園ミニワークショップ、2011年2月21日
  11. 山梨裕美・松沢哲郎、認知実験中に受けるチンパンジーのストレス、日本霊長類学会第24回大会、東京、 2008年7月4-6日
  12. 山梨裕美・林美里・松沢哲郎、 野生チンパンジーと飼育チンパンジーの行動の直接比較〜認知実験は環境エンリッチメントとしても機能するか?、 SAGA13、 東京、 2010年11月13日−14日
  13. 山梨裕美・林美里、 野生の採食時間はチンパンジーの異常行動を減少させるか、Animal2011、 東京、 2011年9月8 -11日
  14. 山梨裕美・森村成樹・森裕介・林美里・鈴木樹理、チンパンジーにおける毛中コルチゾル測定、SAGA14、 熊本、 2011年11月12 -13日
  15. 有賀菜津美・山梨裕美・林美里、改修工事がチンパンジーの行動に与える影響評価、 SAGA14、 熊本、 2011年11月12 -13日
  16. 山梨裕美・森村成樹・森裕介・林美里・鈴木樹里,チンパンジー(Pan troglodytes)における毛中コルチゾルの測定,ポスター,2012/7/6-8,第28回日本霊長類学会大会,椙山女子大学
  17. 山梨裕美・森村成樹・平田聡・不破紅樹・森裕介・野上悦子・林美里・鈴木樹里, チンパンジーにおける体毛中コルチゾルの測定,ポスター,2013/3/28, 日本応用動物行動学会,安田女子大学
  18. 山梨裕美・森裕介・森村成樹・平田聡・林美里・鈴木樹理、チンパンジー(Pan troglodytes)の体毛中コルチゾル濃度に影響を与える生理・環境要因の検討、第19回日本野生動物医学会大会、2013年8月30日―9月1日、京都大学
  19. 山梨 裕美・足立 幾麿・林 美里、チンパンジーにおける飼育下特有の行動パターンのエソグラム〜「異常行動」は異常なのか?〜、第29回日本霊長類学会・日本哺乳類学会2013年度 合同大会、2013年9月6日―8日、岡山理科大学
  20. 山梨裕美・森村成樹・平田聡・寺本研・野上悦子・森裕介・木下こづえ・田中正之・松永雅之・林美里・伊谷原一・村山美穂、チンパンジーの毛からホルモン測定〜コルチゾルとテストステロンの関係について〜、SAGA、2013年11月9日-10日、高知県立のいち動物園
  21. 寺本研・山梨裕美・野上悦子・森裕介・森村成樹、飼育チンパンジーにおける慢性的ストレスとなる要因の因果的解明、SAGA、2013年11月9日-10日、高知県立のいち動物園
  22. 山梨裕美・森村成樹・平田聡・寺本研・野上悦子・森裕介・木下こづえ・田中正之・松永雅之・藤森唯・コドジャリ静・林美里・伊谷原一・村山美穂、、どんなチンパンジーがストレスを感じている?:園館をまたいだ情報蓄積に向けて、ずーじゃん、2014年3月16日、よこはま動物園ずーらしあ
  23. 小倉匡俊・小山奈穂・田口勇輝・橋本直子・三家詩織・山崎彩夏・山梨裕美、SHAPE-Japanの活動紹介〜エンリッチメントのアイデアをみんなで形に!〜、ずーじゃん、2014年3月16日、よこはま動物園ずーらしあ
  24. 寺本研・山梨裕美・森裕介・野上悦子・森村成樹・平田聡、何が飼育チンパンジーに大きなストレスとなるのか、ずーじゃん、2014年3月16日、よこはま動物園ずーらしあ
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