研究と教育

環境エンリッチメント

野生のチンパンジーの生活にできるだけ近づけるための飼育管理方法を研究しています。多数のチンパンジーからなる社会の実現のため、特に雄群や複雄複雌の形成と維持、離合集散シミュレーション、運動場ローテーションによる遊動、隣接集団との交渉など物理的・社会的環境エンリッチメントを研究しています。このほか、新しいフィーダーやエンリッチメント・グッズの開発なども進めています。




ストレスと飼育環境が行動におよぼす影響

飼育チンパンジーは様々なストレスを受けると言われています。そこで、短期的な影響として睡眠行動に着目したストレス評価を研究しています。また、長期的な影響については、身体運動機能および認知機能を評価する研究を進めています。異常行動の軽減・消失、日常生活で必要となる対象操作、社会交渉などの技術習得を促すのに必要となる飼育環境の機能を明らかにします。




老齢医学からのアプローチ

国内でチンパンジー飼育が開始され、30年以上がたち、高齢なチンパンジーが増えてきています。チンパンジーは人間と非常に近い動物なので、罹患する病気も似ていることも多く、近代人間世界で問題となっている、動脈硬化や認知症のような病態がチンパンジーにも出現するのかどうか、出現するとしたらどのような症状や健康上の問題となるのかということを研究しています。




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