KS report 2007.08

ヒトミと新しい仲間たち

  • 2007年2月から病気治療のため入院していたヒトミ(36歳)が8月に退院しました。ヒトミはもといた群れのオスとの折り合いが悪かったため、新たに作る群れに入れることになりました。新たな群れのメンバーは、ヒトミがよく知っているオスのゲンキ(36歳)、これまで個別に飼育されていたミロ(34歳)、サイ(34歳)、イヨ(30歳)の3人のメスの合計5人です。

     群れ作りの第一段として、個別飼育されていた3人のメスを同居させ、運動場へ馴らすリハビリが6月から始まりました。同居させたメス3人の関係は、ミロがいじめっ子、イヨがいじめられっ子、サイが影で取り仕切るという構図でした。

     ヒトミが退院し、他のメス達が運動場へ馴れた8月から本格的な群れ作りが始まりました。まずは8月16日にゲンキとヒトミを同居させましたが、これは拍子抜けするような、緊張感ゼロの同居となりました。次に8月20日に行ったいじめられっ子イヨとゲンキの同居は、無理せずイヨが近づいて来るのをじっと待ったゲンキの努力で、無事に同居でき、2日後にはイヨ、ゲンキ、ヒトミの3人で同居することができました。ゲンキの株は急上昇です。

     しばらくこの3人で良好な関係を築いた後、サイの同居を9月10日に行いました。イヨ、サイが同居したところにゲンキを入れようとしたところ、何を思ったかイヨが格子越しにゲンキに攻撃。しかし、騒ぎが少し収まったところでゲンキを出すと、イヨは「何も知りません」という顔で、ゲンキを無視していました。今の騒ぎは何だったのという感じですが、イヨの新たな一面を見られたことは収穫でした。サイとゲンキは交尾ありグルーミングありと良好な関係で、これにヒトミを加えた時にサイと一度ケンカしましたが、ゲンキの仲裁で4人が同居することができました。
  • 9月11日、最終段階のいじめっ子ミロの同居です。同居直後、予想通りミロがヒトミに襲い掛かりましたが、ゲンキの努力により3人で同居することができました。これに昨日までに同居していた2人が加わり、群れ完成の予定でしたが、サイを入れてしばらくして急展開しました。ゲンキがミロを遊びに誘うように近づいた時、サイはミロが襲われると勘違いしたのか、ゲンキを攻撃し、ミロ、サイでゲンキを追い回しました。仲のいいゲンキの劣勢にたまらずヒトミも参戦し、2対2での大バトルとなりました。騒ぎが収まった後、イヨがこっそりと出ましたが、みんな無視。それもそのはず、ミロ、サイは初めての大バトルにバテバテで寝込み、ヒトミは治療を要するケガを右目の上に負っていました。代償を払いましたが、何とか5人の群れが完成しました。
  • この後、数回のケンカが見られましたが、現在はミロとヒトミの関係は修復され、徐々に落ち着きを見せ始めています。しかし、ヒトミとサイの間のギクシャクした関係は今も続いたままで、運動場では距離をおいたままです。この小さな勘違いから起きた大きな溝はいつになったら埋まるのか、まだまだ目が離せません。
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