ワカケホンセイインコ
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ワカケホンセイインコについて

ワカケホンセイインコは、アフリカからアジアにかけて広く分布するセネガルホンセイインコの亜種で、インド南部スリランカ原産のオウムの仲間です。原産国では農作物を荒らす害鳥として嫌われていることから、安い価格で輸出され、日本にもペットとして大量に輸入されてきました。ところが、近年日本の三大都市圏でこの鳥が野生化していることが報告されました。特に最も多数生息している東京都では1965年から観察され始め、1985年現在では20ケ所以上の営巣地と800羽を越える個体が観察されて、さらに増えつづけています。

この鳥は日中は数羽から十数羽の小集団で行動して、庭木などの花・果実・葉・芽などを食べ、夜になると特定の樹木に何百羽も集まり、大集団を形成して眠る習性を持っています(ねぐら集団)。都内にはこのようなねぐらが何ケ所もあるが、ここ、東京工業大学、大岡山キャンパス(東京都目黒区)のものが最大で、夕方になると400-700羽ものインコが集まってきます。東工大のねぐら集団にはワカケホンセイインコ以外に、ダルマインコ、オオホンセイインコ、アオボウシインコも参加していますが、ほとんどはワカケホンセイインコで、他の種は非常に少ないです。この鳥が、なぜこのようなねぐら集団をつくるのかはわかっていません。

ワカケホンセイインコは、首に黒い輪があります。メスはその輪が目立たないので、オスメスの区別がつきます。