女子ワイルドライフ・サイエンティスト養成講座

第4回:動物園で「種の保存」を体験してみよう!!!!



日時: 2013年 12月 22日(日) 13:00--16:30

会場: 京都市動物園

参加者: 生徒20名 保護者6名


ツシマヤマネコって知っていますか?
日本の長崎県,対馬にしかいない野生のネコの一種です。
動物園の果たすべき役割のひとつに,野生環境で絶滅の危機に瀕している動物を, 飼育環境で保護することが上げられます。 可能であれば,動物園で増やした個体を,本来の野生環境に戻すことです。
皆さんも,佐渡島のトキや,兵庫県のコウノトリの保護・繁殖事業のことは聞いた ことがあるのではないでしょうか?
実は,ツシマヤマネコでも同じようなプロジェクトが進んでいて,日本の9つの 動物園が参加しています。
京都市動物園もそのひとつで,繁殖用の施設もこの春の完成しました。
今回のプログラムでは,その意義について知ってもらうとともに,参加者の皆さんに 繁殖施設の環境整備の手伝いをしていただきました。

今回のプログラムでは、他に動物園の獣医さんに注目して,動物園の獣医さんの 働く施設の案内や,獣医さんに何でも聞いてみよう,というフリートークの時間も 設けました。この機会に,動物園のことをより深く知ってもらえたのではないかと思います。

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プログラム
13:00 企画説明
13:10--13:30 「種の保全」に取り組む動物園のお話
13:30--15:00 ツシマヤマネコ繁殖施設の見学
       (実習)繁殖施設の環境整備
(休憩)
15:15--15:45 動物病院の見学ツアー
       (動物園獣医さんによる動物病院施設の案内)
15:45--16:30 獣医さんとのフリートーク・セッション
16:30 閉会



まずはツシマヤマネコ保護繁殖事業を勉強します。

ツシマヤマネコの施設の前で説明を聞く。

ツシマヤマネコ繁殖施設(非公開)前で記念撮影。

環境エンリッチメントのための植栽を植える作業。

各部屋3−4人で担当。

獣医さんの話を聞いてみよう。




第5回目を終えて

あらためて、動物園という場のポテンシャルを感じられた回でした。 実習の案内を公開して応募を受け付けてから1週間ほどで20名の定員が 埋まりました。当日は、天候も安定しない寒い日にも関わらず、参加者 全員が屋外作業にも熱心に取り組んでくれました。ツシマヤマネコに ついても、その域外保全のための事業についても、理解を深めてくれたと 思います。また、はじめて入る動物病院では、眼を輝かせて獣医の説明を 聞く生徒たちの姿が印象的でした。今回は、これまでの講演会や実習に 続いて2回目、3回目という子も多く参加してくれました。野生動物に かかわるさまざまな人に会い、話を聞くことによって将来にいろんな道が あることに気がついてくれると期待しています。

(文責: 田中正之 京都市動物園 生き物・学び・研究センター長
/京都大学野生動物研究センター 特任教授)

お問い合わせ&申込み先
女子ワイルドライフ・サイエンティスト養成講座事務局
girls-wildlife@wrc.kyoto-u.ac.jp
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