共同利用・共同研究拠点

共同利用・共同研究の詳細

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研究内容、ガイドライン、発明等の取り扱い

 本共同利用・共同研究においては、野生動物研究センターの基本方針に則り、侵襲的な医学・薬学・生理学的実験、及び野生状態に比して著しく行動変容をもたらす可能性のある全ての行為は、理由の如何にかかわらず一切行わないことを原則とします。本募集は、共同利用・共同研究拠点「絶滅の危機に瀕する野生動物(大型哺乳類等)の保全に関する研究拠点」として行われるものですので、資料1としてこのページの下に掲載した拠点の目的、概要、役割に沿った共同利用・共同研究が求められます。申請をされる方はこれらの点に留意され、野生動物研究センターが定める「野生動物を研究する際のガイドライン」および「動物研究の倫理に関するガイドライン」を必ずお読みになった上で申請を行って下さい。これらに準拠しない研究は採択しません。これらのガイドラインについては、野生動物研究センターのホームページに掲載しております。

 採択後、上記ガイドラインに明らかに違背する行動をとられた場合、あるいは共同利用・共同研究運営に関する取り決めを遵守されない場合は、共同利用・共同研究への応募資格停止を含む罰則を科されることがありますので、ご注意ください。
また、研究費の支給を受ける場合は、使用法に関して厳格な規定があります。旅費については京都大学の規定に従って支給されます。規定に違反した場合は、研究の中止や次年度以降の応募資格停止等の処置をとることがありますので、ご注意ください。申請前に必ず対応者に確認して下さい。採択時にも詳しく連絡をします。
 野生動物研究センター附属の観察ステーション(幸島・屋久島)を利用される場合には、各ステーションの利用規程を遵守してください。詳しくは、採択時に連絡をします。

 本共同利用・共同研究の成果は、『京都大学知的財産ポリシー』の対象となります。研究の成果として得られた発明等(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)の取り扱いについては、京都大学と契約を交わす必要がありますので、ご留意ください。

研究区分

 共同利用・共同研究は、A:「計画研究」、B:「自由研究」、C:「施設・機材・資料利用(随時)」の3つの研究区分により実施しています。詳細は以下をご覧下さい。


A 計画研究

 当センターの共同利用・共同研究事業として、特に重視する研究テーマを設定し、これに沿った研究を募集します。本年度は下記の3つの研究課題について募集を行います。個別の研究費は上限20万円として各課題の中で調整されます。なお、「計画研究」での申請であっても、「自由研究」または「施設・機材・資料利用(随時)」として採択することがあります。詳しくは対応者にお尋ねください。なお、審査は学外委員を半数以上含む「共同利用実行委員会」にて行います。

1. 野生動物を対象とした保全研究

野生動物を対象とした野外での保全に資する研究を推進します。具体的な保全を目指した研究だけでなく、対象動物の理解を深めることにより、保全に資する基礎研究も含みます。

2. 動物園・水族館などにおける種の保全のための研究

動物園や水族館などの飼育・繁殖施設において、生息域外で動物の保全に資する研究を推進します。絶滅の恐れのある大型哺乳類はもとより、それ以外の野生種を対象とした研究も含みます。研究者によるだけでなく、動物園・水族館等の職員の方による申請も歓迎します。


B 自由研究

野生動物研究の総合的発展をめざして、上記「計画研究」課題の枠にとらわれず、応募者の自由な発意にもとづく「自由研究」を求めています。個別の研究費は上限20万円として各課題の中で調整されます。なお、「自由研究」での申請であっても、対応者と相談のうえ、「計画研究」または「施設・資料利用(随時)」として採択することがあります。


C 施設・機材・資料利用(随時)

センターに設置されている設備を利用して、ゲノムやホルモンの分析を行うことができます。また、研究のために、センターの附属観察施設や、海外研究拠点の施設などを利用できます。連携する動物園・水族館や海外研究機関とのネットワークを生かして、研究のアイディアの実現に向けたサポートを行います。申請は随時受け付けています。なお、研究費は支給されません。

幸島観察所
ニホンザルの研究をはじめ、自然観察等の教育目的でもご利用いただけます。なお、幸島に渡るためには、民間の渡船業者を利用する必要があり、渡船料金(往復3000円程度)がかかります。ただし、少人数で幸島観察ステーションの職員と一緒に島に渡る場合に限り、渡船料が減額される場合があります。
幸島観察所の利用についてはこちらもご確認下さい。

屋久島観察所
屋久島での研究のためにご利用いただけます。なお、自動車などの交通手段は、ご自身でご用意ください。
屋久島観察所の利用についてはこちらもご確認下さい。

野生動物遺伝資源データベース
野生動物の遺伝資源に関するデータベースを国立環境研究所と共同で運営しています。データベースの検索は、どなたでも、随時、ご利用いただけます。このデーベースに記載されている試料の一部は野生動物研究センターが保有しており、共同利用研究に提供できる場合があります。

 野生動物遺伝資源データベース(外部ページ)へ

資料、機材など
野生動物研究センターが保有する写真などの映像資料や、様々な動物のDNA試料などを、共同研究のために利用できることがあります。当センターの共同利用研究や、当センターの施設を利用して教育活動を行う場合には、野外調査用の機材等をお貸しできることがあります。

連携する動物園・水族館
野生動物研究センターは動物園、水族館と連携協定を結び、研究協力や情報交換を行っています。詳しくは下記のページをご覧下さい。
こちらもご確認下さい。

対応者

 代表者は、以下のセンター所属の教職員から研究上関連の深い一名に直接連絡を取ってください。それぞれの詳細ページにメールアドレスが掲載されていますので、申請前に必ず打合せを行って下さい。  なかなか返事が来ない場合は、フィールド調査、海外出張などで不在の可能性もありますので、問い合わせ先までご連絡下さい。また、適当な対応者を選べない場合も、問い合わせ先までご連絡下さい。
 なお、ここに名前の挙がっていない当センター教員(特定教員など)であっても、対応者になれる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
  • 伊谷 原一(いだに げんいち) 詳細
  • 幸島 司郎(こうしま しろう) 詳細
  • 村山 美穂(むらやま みほ) 詳細
  • 平田 聡 (ひらた さとし) 詳細
  • 杉浦 秀樹(すぎうら ひでき) 詳細
  • 森村 成樹(もりむら なるき) 詳細
  • 木下 こづえ(きのした こづえ) 詳細
  • 岸田 拓士(きしだ たくし) 詳細
  • 福島 誠子(ふくしま せいこ) 詳細
  • 新宅 勇太(しんたく ゆうた) 詳細
  • 鈴村 崇文(すずむら たかふみ)

問合せ先

E-mail: kyodo(at)wrc.kyoto-u.ac.jp (共同利用・共同研究 担当事務)
Tel: 075-771-4393
Fax: 075-771-4394
〒606-8203 京都市左京区田中関田町2-24
京都大学野生動物研究センター共同利用・共同研究担当



共同利用・共同研究拠点について

当センターの共同利用・共同研究は、主に、文部科学省「共同利用・共同研究拠点」の支援を受けて実施しています。 当センターは平成23年度より「絶滅の危機に瀕する野生動物(大型哺乳類等)の保全に関する研究拠点」に認定されました。

参考: 文部科学省 共同利用・共同研究拠点 のページ

資料 1

共同利用・共同研究拠点:「絶滅の危機に瀕する野生動物(大型哺乳類等)の保全に関する研究拠点」

<拠点の目的>

 日本で唯一の野生動物保全研究の拠点を構築することで、野生動物に関する研究を通じて地球社会の調和ある共存に貢献することを目的とする。その目的達成のための具体的な課題として、第1に絶滅が危惧される野生動物を対象とした基礎研究を通じて、その自然の生息地でのくらしを守り、飼育下での健康と長寿を図ると共に、人間の本性についての理解を深める研究をおこなう。第2に、フィールドワークやライフサイエンス等の自然科学分野に加え、人文社会科学分野などの研究を統合した学際的なアプローチによって、人間とそれ以外の生命の共生のための国際的研究を推進する。第3に、地域動物園・水族館や民間研究期間等との協力により、生息域外における保全研究を推進すると共に、環境教育を通じて人間を含めた自然のあり方についての深い理解を次世代に伝える。

<拠点の全体計画の概要>

 本センター及び学内外の研究者によって構成される拠点運営委員会及び拠点計画委員会のもと、研究者コミュニティおよび動物園・水族館コミュニティからの要望を反映するかたちで、計画課題提案による共同研究活動を実施し、野生動物、特に絶滅の危機に瀕する大型哺乳類の研究や生態系保全、国際研究、人材育成および教育活動を推進する。また、共同利用機能の強化と共同研究支援のため、本センターが有する国内4カ所、海外8カ所の研究拠点と国内5カ所の連携研究拠点や、これまでに蓄積してきた技術・情報・資料・試料等の共同利用を推進する。国内外の研究者との共同研究等を通じて、相互に連携し合いながら新たな学問領域を創生し、野生動物保全分野の発展および、自然のあり方についての深い理解に取り組む。

<拠点の目指す役割>

 野生動物、特に絶滅の危機に瀕する大型哺乳類に関する地球規模での環境保全とそのための環境教育が求められていることから、京都大学伝統のフィールドワークの知識・技術や、ラボにおける最新技術・多彩な情報等をもとにした学術資源を整備する。また、学問分野の違いや専門化・細分化によって研究者相互の関係や社会への情報の発受信が希薄化しつつある現状を改善するために、共同研究の実施や共同利用研究会の開催をはじめ、研究資源や研究基地の利用等、国内外の研究者に便宜を提供することで研究者間や学術と社会との交流を高めると共に、野生動物の保全と飼育管理に関する科学研究の活性化を図る役割を担う。

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